週記(2023/04/24-2023/04/30)

04/24(月)

午前8時半起床。昨晩の異常な眠気は消えたが代わりに頭痛が残った。

午前10時くらいまで二度寝を試みつつ布団でスマホを触っていた。今月分のTCBに参加し忘れていたのに気づいた。先週末はかなりバタバタしていたが、TCBの存在に気づけさえすれば参加する時間を確保することはできたと思う。残念。

起きてからは夕方までずっと先週の週記を書いていた。午後4時くらいにシャワーを浴びて半からインターン先定例会に参加した。この際、父がテレワークのために整えた部屋を使わせてもらった。机にモニターとキーボード・マウス・マイクがセットされている。実は先週のUniversal Cupも通話を繋ぐためこの部屋を使っていた。

先週は水曜日寝る前に少し実装したきり。1on1を行っていないため、今週のタスクはまだ振られていない。稼働する時間も取れないだろう。

勉強会は研究開発について。ビジネス目的なら問題を取り組みやすいよう改変するのは有用な方針だが、コンテストではそういうことは全くできない。学術的な場だとちょっと微妙で、問題に制約を付けて解くのが頻繁に行われる程度である。そういう比較がいろいろ紹介されたので特に記憶に残ったものを今書いた。問題に制約を付けて解くのは、数学の論文を書くために自分も近い将来やることになるはず。

定例会の終盤から体調がかなり悪くなってきた。朝からずっと寒い部屋にいたのが悪かったのだろう。解散後に体温を測ると微熱があったため、夕食を摂って風邪薬を飲んだら早々に自室に引き上げた。

1時間ほど布団にくるまりつつ週記を書き上げて投稿し、すぐ就寝。午後9時半だった。何としても明日には回復している必要があるから、夜中のCFに出ている場合ではない。

04/25(火)

午前10時起床。朝食を摂って体温を測ると何とか熱は下がっていた。ぶり返さないよう昼過ぎまで布団で横になっていた。

昼食として家にあったバナナを1本食べてから礼服に着替えた。今日は祖母の通夜が行われる。先週土曜日の夜に亡くなったので本来なら昨日通夜・今日葬儀としたかったところ、今日04/25が友引のため1日ずらさざるを得なかったそうだ。浄土真宗では友引に葬儀を行っても良いとされているが、そもそも火葬場が休みらしい。

この礼服は今年の年末年始に買ってもらったもの。祖母が長くないことに気づきもせずのんきに新しい服を喜んでいた様子が日記に残っていた。父は当時何も言っていなかったが、もしかしたら程度には思っていたのかもしれない。急逝と言ってよいくらいの出来事だったため、間に合ってよかった。

昨年末に購入した礼服の裾上げが完成していたので受け取った。ついでに真っ白のワイシャツと真っ黒のネクタイを買ってもらったので、これでいつ葬式があっても準備は万端というわけ。もちろん葬式なんてないほうがいいから、せっかく買ってもらってなんだがこの先10年くらいは実家で塩漬けにしておきたいものだ。

週記(2023/01/02-2023/01/08) - kotatsugameの日記

準備を整えて祖母宅に向かった。まず納棺の儀が行われる。これまでずっと布団に横たえられていた遺体が棺に納められ、以降直接触れられる機会はない。そのため儀式の前に顔などをペタペタ触っておいた。ひたすらひんやりしているだけなのだが、これが遺体の冷たさだと思うと何とも手に残る。

死化粧の前に表情もじっくり眺めておいた。亡くなるとき舌を噛んでいたようで、そのまま口周りに力が入りっぱなしで口元がうっ血していた。この影響で唇に赤みが戻っていた。

葬儀屋の方が死化粧も死装束を着せるのも一人で担当されていた。特に死装束はすべての作業をシーツの下で行うためかなり大変そうだった。最後に近親者が順に手を濡らした布で拭き、花や少しの物品と共に納棺。男性陣で棺を霊柩車に乗せ、出棺していくのを手を合わせて見送った。

葬儀会場に移動して通夜の弔問客の受付を担当した。香典を受け取り番号を振って管理する係。今はコロナ禍の影響で一般の弔問客は焼香だけあげたら帰らされるらしい。1時間ほど立ちっぱなしでいたら覿面に体調が悪化してきて大変だった。

午後7時から通夜。僧侶の話は正信偈の冒頭二句「帰命無量寿如来」と「南無不可思議光」の意味についてで、少し記憶に残った。「無量寿如来」と「不可思議光」はどちらも阿弥陀如来のことを表しており、「南無」はサンスクリット語の音写、「帰命」はその意味を訳したもの。つまりこの二句は実質同じことを繰り返しているとのこと。またこれが正信偈のメインであり、ここさえ心底から唱えることができれば全体を唱えたのと同じ意味がある、とする僧侶もいるらしい。

午後8時頃終了し、棺とともに葬儀場の遺族控室に引っ込んだ。遺体の表情を見ると亡くなってから日が空いたせいか口が開いてきていた。

コロナ禍で通夜振る舞いがなくなったため、家族だけで夕食。その後祖母の子(つまり自分の親)と孫だけが控室に残った。ここには宿泊用の設備が設けられており、自分を含むこのメンバーは今晩遺体のそばで一泊する。土曜日の夜祖母宅に泊まったのも同様で、名残惜しむというだけでなく儀式的意味合いがあるはず。用語としては、寝ずの番ではないが「夜伽」が当てはまるだろう。

相変わらず体調があまりよくないので、入浴して早々に就寝。午後10時半だった。

04/26(水)

午前6時半起床。朝食を摂って礼服を着るなどの準備を整えた。

午前9時から葬儀の会葬者の受付を担当した。昨日とほぼ同様。一般の方は焼香だけあげたら帰らされるのも同様だった。今日は体調は悪くならなかった。

午前10時から葬儀。特筆することはない。僧侶の話も今日のは覚えていなかった。昨日の話にあった正信偈の冒頭は、意味が分からないながらも暗記していたのでかなり興味を惹かれたのだった。そうでなければこういう形で聞かされる話の内容を記憶にとどめておくのは難しい。

霊柩車に乗って棺と一緒に火葬場に向かった。今どきはクラクションを鳴らさないらしい。そういえば昨日祖母宅から出棺する際も鳴らしていなかった。数年前、もう一人の祖母の葬儀では鳴らしていた記憶がある。いよいよお別れだということがいまいち実感できずちょっと残念だった。

火葬場で最後に遺体の顔を見てお別れを済ませ、葬儀場に戻って今度は初七日法要に参列した。その後会食。

食後、バスで火葬場に戻ってお骨拾いを行った。着いたらすでに頭蓋骨とそれ以外の骨が分けてトレーの端に寄せられていたが、おそらく何もしない状態だとあまりにも「人骨」すぎてショックが大きいのだろうなと考えた。

祖母の骨は非常にしっかりしていて、喉仏の座禅を組んだ形がはっきり確認できた。足の骨も関節部分まで丸ごと残っている。歯も自前のものがある。そのほか頭蓋骨の耳の穴、鼻筋、縫合部分などまるで教科書の図のように見て取れてとても興味深かった。こういう話は火葬場の係員の方から解説される。

先に細長い骨ばかり骨壺に入れていたら途中で骨盤が入らなくなった。それほど立派な骨たちだったのだ。その骨は係員の方がバキバキ言わせながら手で押し込まれた。最後に頭蓋骨を下から順に入れ、蓋を閉めて完成。骨壺を抱えてバスに乗り、葬儀場に戻った。ここで親戚一同とは解散。

家族だけ寺に移動して環骨勤行を行った。以上で葬儀に関する一連の儀式はひとまず終了。この間ずっと葬儀屋の方が付き従い、いろいろ段取りを整えたり儀式の司会をしてくださっていた。

帰宅して私服に着替えた後、上の姉夫婦が下の姉を黒部宇奈月温泉駅まで送るのについていった。こうやって3人集まる機会はほとんどない。途中で公文に揃って顔を出したりもした。

戻ってまたすぐ外出。今日の夕食は外食となった。食後にコンテスト日程を確認していたところ、今週日曜日に予定されていたAGC062が延期となったことに気づいた。家に帰って入浴した後、全員で2時間くらいかけて香典の集計を行った。

少しだけ飲酒。UnratedになったABC298だが賞品は配られるらしく、アマギフ10000円分が届いていたため父に見せながらAmazonアカウントに登録した。

午後11時半に自室に戻って布団に入り、1時間ほどスマホを触ってから寝た。

04/27(木)

午前8時起床。朝食を摂り準備を整えて午前10時くらいに実家を出発した。仙台に戻る。同じ日に帰る姉夫婦の車で、下の姉と同様黒部宇奈月温泉駅まで送ってもらった。

新幹線ではラノベを読んでいた。3冊リュックに入れてきたのに、結局富山では1冊も読み終えられなかった。

大宮までで「第三皇女の万能執事」を読了。執事の実力が序盤から明かされていたのに対し、主人のそれはラストまで隠されていた。読んでいて少し予想できるなと思っていたが想像以上だった。執事がどこででも主人をからかい始めるのがちょっと気になる。

大宮で乗り換えの待ち時間が30分発生したため、ゲーセンに行った。大宮から仙台までは自由席が満員で立ち乗り。座るタイミングを逃してずっとデッキに仁王立ちしていた。ここでもラノベを1冊読了。

「死亡退場するはずの“設定上最強キャラ”に転生した俺は、すべての死亡フラグを叩き折ることにした」。学園無双と言いつつ、まだそれほど学園モノらしくはなかった印象。主人公の戦闘シーンはほとんど学園外の遺跡においてであって誰の目にも触れないし、成績順のクラス分けも主人公含む数人だけ謎の少人数クラスに入れられて外部との関りがほぼない。

TLを見ているとABC299の賞品が来たという報告がたくさん流れてきた。自分は全体9位なので確実に受け取れるはずだが、しばらく待ってもメールが来ない。順位に比べて少し多い額面のアマギフを受け取った方もいるようだから、メール送信が遅れているというだけではなさそう。参加登録に何か罠があったかと思って見直し、以下の項目にチェックしていないのが怪しいのではないかと考えた。

この項目ではたまに就職情報の配信と賞品送付が一緒くたに扱われていることがあって、その場合チェックを入れておかないと受け取れないはず。今回そのような書き方がされていないことを確認してチェックしないまま登録したのだが、必要だったのかもしれない。もしそうだとしたら文面に合致していないから納得いかない。

仙台に着いて何か食べようとしばらく歩き回り、ドーナツ屋に入った。6個注文したが6個目を口に詰め込んでいるときはもういっぱいいっぱいだった。甘さが辛い。ドーナツで満腹になるのは難しいということを学んだ。

午後5時から2時間くらいゲーセンで遊んだ。手袋がないのでガッツリ成果を狙うというわけではなく、新曲を触った後は14の最近プレイしていない譜面を選曲していた。

午後7時帰宅。ABC299の賞品について公式からお知らせが出ていた。手違いだったらしい。満額来るなら正直何でもいい。

数時間ボーっとTLを眺めて過ごし、午後10時くらいになってようやくシャワーを浴びた。夜中のCFに備えて少し仮眠でも……と思って布団に入ったらその後起きられなかった。何が何でも参加したいコンテストというわけではなかったので、目覚ましで意識を取り戻しても眠気に勝てなかった。

04/28(金)

午前3時に一瞬目を覚ました。CFを寝過ごしたことを把握。生活リズムのため起きるのは朝になったらということに決め、目覚ましをセットしてまた寝た。

午前7時起床。セミナーの準備をした。先週準備した分が半分ほど残っているので、それを補足するように例を一つ追加し、先を少し読んだだけ。2時間程度で終え荷物を持って大学に向け出発した。

山道の舗装がいつの間にか綺麗に直されていて非常に走りやすかった。気を抜くとすぐスピードが出すぎてしまうのでその点には注意しなければならない。

午前10時のセミナー開始に少し遅刻して到着。今日のセミナーから人数が増えるらしい。先生がTAの方にセミナーの聴衆を募集している話をしたらしく、巡り巡って競プロサークルに案内が来て、そこから今日は4人参加した。

午前中2時間は同級生の発表。先週は結局証明の最後まで終わらなかったのだが、聴衆が増えて改めての説明となったため、今日はほとんど知っている話だった。その証明は最後までたどり着いたものの、その前の回で詰まった部分は準備し忘れていたようで、こちらは残念ながら今日も未解決のまま残ってしまった。

手早く昼食を摂って午後2時間で自分の発表。講義のため聴衆は二人減った。先週やり残した部分を1時間半ほどで終えた後、残りの時間でThm 6.3.3の証明を行った。ここは準備しておらず教科書を読んだだけだったのでかなり手間取ったが、幸い聴衆は全員Ford-Fulkersonのアルゴリズムを知っており証明手法もそれに似ていたため何とかなった。精密に説明しなくても伝わったのが大きい。

サークルメンバーと少し話してから帰宅。途中生協に寄って、この1週間で届いていたラノベ12冊を受け取った。

少しTLを眺めて時間を潰し、午後5時から1on1。今週は一切稼働していないので来週のタスクを聞いた。ドキュメント整備がやるやると言いつつずっと滞っているのでそれをすることに。あとはやっておくべき作業を見守ってもらいながら行い、2時間ほどで終了した。

ABC299の賞品が届いていた。総合順位で5000円、学生順位で40000円。無事受け取れて良かった。

頭痛があるので布団に入りyukicoderまで仮眠しようとした。しかしうっかりスマホYouTubeを見てしまい、寝入ったのは午後8時半。昨日と同様今日もコンテストへの参加意欲より眠気が勝り起きられなかった。

04/29(土)

午前7時起床。この1週間で生活リズムがまともになり、結果夜のコンテストに全然参加できていない。こんな時間に起きていては今日の夜のABC+CFも参加できないかもしれない。しばらく起きてからUniversal Cupの前に少し寝ることにした。

ラノベを2冊読了。「転生魔王の勇者学園無双」1巻、2巻。テンプレ展開が詰め込まれていて、主人公も特に実力を隠すようなこともなかったため楽しく読めた。「転生前より人類が弱くなっていたのでその世界で無双する」というのは結構よくある設定だが、古代の技術を使っただけの無双はそれほど好きではない。この作品はシンプルに主人公が強いという理由だったので受け入れやすかった。

午前10時から二度寝し、午後1時に起床。食事して午後2時からUniversal Cup 14回目に参加した。今日はRanoaセット。Ranoaとは無職転生に登場する地名であり、実際すべての問題文で登場人物がララ・リリ・アイシャになっていた。

The 1st Universal Cup. Stage 14: Ranoa - Dashboard - Contest - QOJ.ac

チームでCEDFGを解き、5完11位。今回は難しいセットだったが人間向けを解き切れたようでかなり良い順位になった。自分はCFGを実装した。

Cは軸が2本しかなければ有名問題で、(三角形に完全に含まれる)2\times 2の領域に1が偶数個存在することが必要十分条件になる。これをもう1本の軸に沿って操作することで達成することを考える。この操作を行うと、2\times 2の領域のうちその軸の向きに並んだ1列または2列で1の個数の偶奇が一斉に反転する。

つまり、少なくともこの列において偶奇が一致している必要があり、逆にそれが成り立っていれば操作で先ほどの条件を満たせる。半信半疑だったので小さいNに対して全探索し、必要性を確認してから提出した。

Eが通っていたので読みに行き、接線2本を偏角区間だと思って全部の和を取った時に180度以上の空きがないことを確かめる方針をかっつさんに伝えた。接線の偏角を求める方法についても提供。実装が結構難航したようで、2WAしつつ何とか通っていた。

ぷらさんはDを読んでいて、頑張って場合分けすれば解けるということを主張していた。よく理解しないままそのまま任せたらWAで、やはり難しいか……と思っていたら次の提出で通ってびっくり。偉すぎる。

この間自分はずっとJの手計算をしていた。整理すれば解けるんだろうと信じていたが、全然綺麗にならず断念。実はvalidの判定について問題文に乗っているコードと添付されているコードが食い違っている。ある値xに対し前者はx\ne 0を、後者はx=0を判定していて、解説を読む限り後者のほうが正解らしい。

諦めた後はFを考え始めた。三角形と長さ2のパスを繋ぐ辺を固定して数え上げる。各頂点・各辺に対しそれを含む三角形の個数をカウントでき、さらに各頂点に対し長さ2のパスをカウントすることもできるのでこれは可能。あらかじめ値を補正し、固定した辺が三角形やパスに含まれないようにしておく。三角形とパスが頂点を共有するケースを丁寧に取り除いていく。

長さ2のパスには、固定した辺に接続する端点から見て次の点とその次の点がある。それぞれ三角形に含まれるかで3通りに場合分けができる。含む・含むのケースは必ず「①1辺を共有する二つの三角形」になる。含む・含まないのケースは「②先ほどのものに、次数4の頂点ができるように1辺追加した形」。含まない・含むのケースは2通りあって、「③1点を共有する二つの三角形」「④1辺を共有する三角形と四角形」である。

①は8回重複して数えられている。辺に対してそれを含む三角形をカウントしてあるので、個数は簡単に求まる。②もほぼ同様にカウントできる。こちらは2回重複して数えられている。③は4回重複しており、点に対してそれを含む三角形を二つ選ぶ方法の総和から①を2倍して引けば数えられる。

④は2回重複している。これの数え上げについては、まず先週のUniversal Cup-Kで履修したC_4をカウントするライブラリを読んだ。長さ2のパスを二つ組み合わせてC_4を作っている。このパスに対しそこから1辺共有して生えている三角形を数えることができるため、④も数えられそう。重複して数えてしまうグラフはどんなものか図を描いてみると、なんと①そのものであることが判明した。④を1回数え上げたとき、①は4回重複する。

https://github.com/ecnerwala/icpc-book/blob/master/content/graph/cycle-counting.cpp#L34

以上を丁寧に実装し、サンプルを合わせた。サンプル2は6頂点の完全グラフなのでかなり強そう。実は三角形を辺に対してカウントする際にO(M\sqrt M\log M)かけていてTLEが怖かったが、出したら通った。

最後、Gの考察に合流した。可能な占いをbitsetで全列挙できること、それを全部使ってよいことが分かっていた。また答えがN個存在するかはdfsでチェックするしかなさそう。dfsの際に条件を伝播するのはここもbitsetで行えば間に合うだろうとなって、誰も実装したがらなかったので自分が書いてみた。あまり自信がなかったもののやってみるとそこそこすんなり書きあがり、サンプルも合ったので提出。

TLEかACが返ってくるものと身構えていたらWAが出てびっくりした。サンプル2を見直して、i=jなる占いを行うことで状態を固定できることが発覚。先ほどはこれに気づいておらず、なんでサンプル2は無駄な占いをしているんだろうなどと考えていた。そこを直したら通った。

後は解けそうな問題もないので、少し早めに感想戦を始めた。Dは描いてもらった図と共に説明されても正直細部まではわからなかった。端から順に周りのマスの埋まり具合を見つつ何を置けばいいか決定していくという解法のはずで、実は可能なパターンがあんまりなかったらしい。ともかく通してもらえたのがひたすらにありがたい。

食事しシャワーを浴びて午後9時からABC300に出た。ついに300回目。

ユニークビジョンプログラミングコンテスト2023 春 (AtCoder Beginner Contest 300) - AtCoder

Aはよい。Bはシフト回数を0\le s\lt H0\le t\lt Wで全探索する。チェックの際は実際にシフトしなくても(i,j)要素としてA_{(i+s)\bmod H,(j+t)\bmod W}を使うようにすればよい。

Cはバツ印の中心を全探索し4方向にどれだけ伸ばせるか愚直に求めた。問題文はかなり長かったがほとんど図しか見ていない。バツ印の厳密な定義をちゃんと確認しないとわからないような変な入力は与えられないだろうと信じた。

Dはちょっと手間取った。ac\le\sqrt Nを全探索し、a\lt b\lt cかつb\le N/(ac)^2なるbを数えた。bの上限が小さいのでその範囲で素数の個数を前計算しておける。

Eはxが持つ素因数2、3、5の個数をキーとする3次元のdpをした。そもそもNが素因数として2、3、5以外の素数を持つ場合答えは0。

Fは変えるxのうち最も左にあるものを全探索した。候補としては、Tを構成する最初のSに出現するxと、(M\ge 2の場合)二つ目のSで最初に出現するxのみ試せばよい。それ以外は全体をN文字前にずらしても同じ状態が得られる。

変えるxとしては、当然ながら固定したものから右にK個を選ぶべき。連続するoがいくつ先のSのどこまで続くか注意深く考えてカウントした。一発で通ったのが嬉しい。

G。とりあえずdfsで全探索してみたところ、13以上P以下の素因数しか持たないN以下の数が最大でも107個程度しかないことが分かった。これを全列挙してソートしておく。素因数として2、3、5、7、11しか持たない数xを全探索し、先ほど列挙した中でN/x以下の数を二分探索で数え、足し合わせたものが答えになる。ただしP=2,3,5,7については直接全探索した。

Exは高速きたまさ法について色々調べていたものの解けず、7完27位。Eはxをそのままキーにしてmapでdp、あるいはメモ化再帰すれば楽だった。Gは素因数を二つに分けただけで、片方はdfsしたのにもう片方は手で5重ループを書いているのが時間ロス。

少しコードゴルフ。AはVimのコードを見て勝てないなあと思っていたのにdcで縮んでいた。EはRubyでメモ化再帰。他は手付かず。

撮った動画のアップロードだけ済ませ、午後11時半からCF #869 div.1に出た。

Dashboard - Codeforces Round 869 (Div. 1) - Codeforces

Aは、数列を増加する部分で切って単調非増加な連続部分列に分割しておくと各部分列から高々2個取ることができる。コンテスト中はあまり丁寧に考えていなかったが、2個取る場合は先頭と末尾から取らなければならない。ともかく、そうして分割した列と取れる個数の累積和を持っておく。クエリに対してはどの列からどの列までを完全に含むか二分探索で求め、両端をその場で処理することで答えが求まる。

Bは次数4以上の頂点とそれに接続する辺を固定し、その辺を含むサイクルで最短なものをBFSで探した。もうちょっと高速に解けそうなものだがO(m^2)が許されている。わざわざ最短なものを取っているので、サイクルに含まれない辺を適当に2本取ってきたときそれらはサイクルの弦になっていない。

Cはすべての整数xで等式が成り立つようなsを求める問題だが、xを変数とした多項式が一致するものを求めることにした。後者が前者の必要条件であることはいまいちよく分かっていない。ラグランジュ補間の式から直接[x^{d-1}]A(x+s)[x^{d-1}]B(x)を求めて比較するとsの一次方程式が得られる。ここでsの係数がd\times[x^d]A(x)つまり非ゼロになっているのでsを一意に定めることができて、制約からこれは解としてvalid。

最初の提出はTLEだった。とんでもない量の入力を読み込む必要があるためそこでやられているのだと思って高速入出力を貼り、そのほかいくつか高速化したところREに。配列の長さが1足りないことに気づいてようやく通った。最初の提出もその部分を修正したら通ったので、TLEの原因は謎。

Dは解けなかった。ビジュアライザで試していたら前半分または後ろ半分のrotateができることに気づいた。後ろ半分については、末尾に目的の要素を置いた後数回操作することで前半に持ってくることができそうで、そこで再度rotateを行えばよいはず。しかし細かい部分を詰めるのが苦しいし実装する時間もなかった。2行それぞれどの区間が埋まっているかsetで管理する方法でジャッジが書けるはずなので、それを実装してプログラム上でガチャガチャ試すべきだったかもしれない。

システスは全部通ったが3完114位、2823→2772(-51)。今回は交通事故だったということで……。

朝まで日記を書いて就寝。午前6時半だった。

04/30(日)

正午起床。しばらく布団に横たわったままスマホYouTubeを見ていた。

午後2時過ぎに食べ物を買おうとコンビニに行った。コンビニは需要予測が上手すぎてこういう変な時間に行くと基本的に何も売っていないのだが、今日は菓子パンが多少残っていたのでそれを買ってきて食べた。

昨日のABCの録画を公開していなかったので、このタイミングでした。

www.youtube.com

午後3時半から3時間でDMOJのコンテストに出た。終了が火曜日なのでここに感想は書けない。

DMOPC '22 April Contest - DMOJ: Modern Online Judge

それからはずっと日記を書いていた。日付が変わる前後は集中が切れたためラノベを読んでいた。2冊読了。

1冊目、「王様のプロポーズ」4巻。非常に良かった。「デート・ア・ライブ」で士道が鏖殺公を初めて顕現させたときもかなり興奮した記憶があるが、そのように借り物の力を自分で扱えるようになる展開というのは橘公司一流のものであると考えている。この意味で203ページのイラストとその前後のシーンは本当に最ッ高だった。

2冊目、「金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで」。主人公がトントン拍子に強くなる過程はワクワクできたが、今のところそれが報われる様子もないし、自分の実力を自覚する気配も全くないし、むしろ不憫さが際立っていた。そういう状況でも極端に卑屈にならない主人公は好印象。また既に頭角を現した幼馴染二人と変にこじれた関係にならなかったのも嬉しい。ここで決裂して主人公が見返そうとするような展開は、よくあるものの好みではない。

午前6時過ぎ就寝。

今週初めに体調が悪かったのは、日曜日に祖母宅の寒くて乾燥した部屋で寝たのが悪かったのだろう。同じ日に別の部屋にいた姉も喉に痛みを覚えたらしいが、それ以外の家族はずっと元気なものだったため、コロナではないだろうと考えている。そういう判断で通夜・葬儀に参列したり仙台に帰ってきたりしたので、言い訳としてここにも書き記しておく。