週記(2020/11/16-2020/11/22)

11/16(月)

日曜日、週記を投稿してからProject Eulerを3問解き、布団に入りハーメルンを1作読み終えた。

灰色の獅子 - ハーメルン

読み始めたのは結構前だったが、残り20話のあたりからだんだん読むペースが落ちてきて、結局読了はこの日になった。

午前8時前に就寝、午後2時半くらいに起床。学食は閉まっているが、土曜日に来た両親が置いて行った食料がいくつもあるうえ、生協の弁当も残っているため問題ない。

「田舎をdisる歌」というネタツイがある。こんなやつだ。

頻繁に目にするのだが、どこから生えてきた怪文書なんだろうとずっと不思議に思っていた。元ネタがあるらしい。動画の19秒あたりから。

nico.ms

これのせいで一時痙攣が止まらないほど笑った。

なんとなく気分が乗らないため、今日もライトノベルを読んでいくことにする。魔法科高校の劣等生は昨日30巻を読んで本編は残すところあと2冊。ネタバレになってしまうが、達也の力が全世界に知れ渡ってすごいことになっている。でもシリーズ30巻も設定の積み重ねがあると、まあそんなものかなと納得できてしまう。そもそもシリーズ1巻から最強チート主人公に恥じない無双っぷりを発揮していたか。

主人公の強さへの理由付けはいろいろパターンがあるが、長く続いたシリーズだとシリーズ開始時点での主人公の強さはもうあんまり関係なくて、シリーズを通しての精神的・物理的成長で十分納得できるようになるっぽい。

2冊読んだ。無事魔法科高校の劣等生は完結した。これもネタバレになるのでぼんやりと書くが、ラストシーンのコレジャナイ感がすごくて微妙な顔になってしまった。まあ伏線回収という見方もできるか。すでに新シリーズのうち「魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」は出版されていて手元にあるが、今日はもう気分ではないので読まない。

ふぁぼん氏の週記を読んだ。

yuyusuki.hatenablog.com

何か敬愛されるようなことをしたっけか……。ともかく、僕が毎週付けている週記に感化されてつけ始めたらしい。これはとてもうれしいことだ。

先週も書いたように、僕は人の日記を読むのが大好きであるようだ。個人的に、夕方の住宅街でカーテンを閉めていない人様の家のリビングを覗き見するときの快感に通じるものがある。そんな自分の欲望を満たしてくれる他者の日記を読むためには、やはり自分からやって見せて「これいいな」などと感じてくれた人が日記を公開してくれるのを待つのが最も効果的であるはずだ。

ふぁぼん氏の週記と比較してみると自分の生活がいかに自分ひとりで完結してしまっているかが如実に現れ出てくる。特にSlack等の雑談チャンネルで通話する習慣があるのが興味深い。自分の生活を高校生のあたりまで振り返ってみると、どうやら自分は作業しているときはずっと一人でいたい派のようだ。グループで通話をした経験も(片手で数えられるくらいだが)あるが、その時はいつも会話に集中し切っていたように思う。

通話に入るだけ入って、発言せずに会話をBGMとする人もいると聞いたことがある。これはかなり面白そうだと思う。Vtuberの雑談配信なるものはそういう需要に応えているのかもしれない。

PCKの問題を解き進める。予選だけ先に埋めることにしたが、最後の問題を解ける年と解けない年が半々くらいになってきた。あんまり深く考えていないだけかもしれないが、そういうのも放置してどんどん進めていると、ついに見覚えのある問題に突き当たった。2016年は僕が後輩と初めてPCKに挑戦して、5完であえなく予選敗退した年だ。

見事すべての問題が解けた。ここ最近では一番成長を実感した瞬間だ。ただ最後の2問は今でもかなり難しい。1つはシンプルにDPだが遷移をちゃんと考える必要がある。うっかりしていると3乗になるが、ちゃんと累積の何かを使って順番に計算していくと2乗になるという問題。もう1つはO(log N)k-th elementを実装した平衡二分探索木があると自明だが、ないので考える必要がある。

頭の一部分を常に平衡二分探索木が占めていて、解法を考えるのに非常に時間がかかった。結局、更新の差分を別に持っておいて計算を進め、差分が閾値を超えたら元のデータを書き換える方法でTLギリギリだが通った。さすがにこれが想定解のわけはないので検索すると、座圧してBITを使えばいいらしい。オフラインなんだからクエリ先読みで座圧は思い浮かんでもよかった。

こういうツイートをした。テンプレ設定はそれ自体にすでにファンを抱えているので、人目に触れやすいという説。先週木曜日に読んだ「アジャンスマン:あるいは文化系サークルのラブコメ化を回避する冴えたやりかた」というラノベに完全に影響されている。別にそのラノベが初出というわけではないだろう。こういう話は地球上の至るところで無限に言及されている。

うっかり人のツイートで気になるなろうを見つけてしまったため、布団に入ってから読んでいた。

https://ncode.syosetu.com/n8356ga/

午前10時、寝る。

11/17(火)

数度の二度寝に成功し、午後6時半に起きる。前日の就寝時刻を考えると、それほど長い睡眠でもなかったようだ。しかし時間帯には大いに問題ありで、明日は午後5時からインターンの面接があるが、間に合っていない。今日はそれなりの時刻に寝る必要がありそうだ。

コードゴルフを少しやった。入力なしで数列を出力する問題。以前はText(cat)で、ちょっと前にdcで縮められていたのだが、今日Rakuで大幅に更新されていた。文字コードとして読んだ時の文字列を埋めこんで、.ords.putしている。

いろいろ試行錯誤していたが、13を出力するために\r単体を含むソースコードを提出しても\nに直されてしまってうまくいかないようだ。なので、その文字はちゃんとエスケープしなければならない。Rakuだとエスケープを効かせるために文字列を"で囲む必要があって、このとき中の$"エスケープする必要がある。都合3回のエスケープが必要となっていた。

Rakuでは縮まなさそうなので、言語を変えてみた。よく考えると、Rubyにおいては同様のことをp *"".bytesでできる。かかる文字数が同じではないか。さらに、Rubyであれば$が変数名と解釈されてしまうこともないため、この文字のエスケープが必要なくなる。つまりエスケープする回数が1回減って、-1Bとなった。

ちょっとラノベを読んでいたところ、年末に2日連続のAGCが生えてTLがお祭り騒ぎになった。それに関してしばらくTLを追ったあと、こどふぉが始まった。IGMになってから初めてのコンテストである。

A1A2Cの3完でレートが3だけ上昇した。Bで詰まってもうダメだと諦めていたのだが、C問題が自明だった。しかしこれも僕の持っているライブラリでは遅延セグメント木上の二分探索ができないため、余計なlogをつけてTLEしてしまっていたかもしれない。ACLを使ったことでなんとか事なきを得た。

A問題は最初からA2に通るようなコードを書いた。ほとんど同じコードを数か所に書いたり場合分けをたくさんしているうちに20分も経過してしまい、提出した後実装がへたくそだったな~と思いつつ順位表を確認したが、50番台とかなりいい順位にいてびっくりした。コンテスト後のTLを見る限り、2x2のマスの内部で処理を完結させてそれを組み合わせる解き方をした人が多く、その場合実装に結構時間がかかっていたようだ。僕は左上から右下に全部押し付けて行って、最後右下の2x2マスだけしっかり処理すればOK、という解法だった。

Bはなんもわからん。次数が小さい頂点から順に消したらうまいこと残ってくれるかと期待したが、ループと3-クリークがあったときに容赦なく3-クリークが消えて行って涙が止まらなかった。これを確認して、諦めてCに行った。

BのTLがとんでもなく厳しいらしい。ちょっとlogをつけるとすぐTLEするそうで、かなりの人数が落としていた。そうするとBを解かずにCを解いた僕みたいな人間の順位が上がっていって、システス前はマイナスを示していたpredictorもシステス後はプラスに転じていた。

B問題を応用すれば最大クリークが多項式時間で解けてしまうように思っていたが、冷静になってから考えると、k-クリークが見つかるかk-denseグラフが見つかるかのどちらかであって、k-denseグラフからk-クリークを見つけるのは相変わらず難しいようだ。

TechFULというサイトがあって、数え上げと題して10問セットの問題を公開している。スコアに応じて商品もあるようなので、参加してみる。本当は寝る必要があったが、無視した。

かなりキレているので、問題内容に関わることかもしれないが言ってしまうと、50000回の再帰でREを起こすらしく、これの解消のために1時間くらい消し飛ばした。そこまではそこそこいいスコアを積み重ねてきたのに、この問題のスコアが最低保証ぶんくらいしか取れなくてとんでもないことになってしまった。

そもそも解法を得るのに1時間以上かかってしまっていたため、別にREがなくてもそんな良いスコアではなかったかもしれない。それはともかく50000回の再帰でREを起こすような環境で競技プログラミングのまねごとをさせられたのが本当に気に入らない。真似事と言ったのは、50000回の再帰でREを起こすような環境を競技プログラミングのプラットフォームとして認められないからだ。

布団に入って昨日の続きのなろうを読み、午前10時半に寝た。就寝時刻遅くなってないか?

11/18(水)

午後3時半、目覚ましで執念の起床。しばらく布団でもぞもぞしていたが無事身を起こすことに成功し、シャワーを浴びた。最近髪の毛を切っていないためもみあげなどみっともないシルエットになっているが、いまさらどうしようもない。とりあえずひげは剃っておく。

15分前から待機してほしいとのことだったので、少し焦りながら食事をとる。パソコンの準備をしてマウスとヘッドセットを接続し、確認して準備完了。午後5時まではどうやら本当にただ待機するだけらしいので、その間Twitterをしていた。緊張で腹が痛くなってくる。

面接の内容自体はもうすでに記憶が薄れてきている。終了直後にツイートしたものが最も詳しい。

聞かれたことに答える以外は基本コードゴルフの話をしていたと思う。「自分のこれまでの取り組みを2つ挙げて、大まかに流れを説明してください」という質問を最初にされて、そこで答えたことからどんどん話が広がっていく感じ。もちろん広げたのは僕ではなく面接官の方。話術とでもいうのか、本当にすごかった。僕の話に中身があると勘違いしてしまいそうになる。

実際には中身など存在しなかったわけである。取り組みとして僕はコードゴルフと競プロを挙げたが、どちらも内容としてはひたすら時間をかけて問題を解きまくるだけで、特に山もオチもない。意味もないかもしれない。まさにやおいである。

レートが2650ちょっとであったり、これまでに競プロの問題を5500問解いたり、そういう数字は結構大きい。しかし別にそこまではなくてもよくて、プラスアルファで何ができるかが問われる、という話を聞いたことがある。僕をほかの競プロerと差別化しようとすると、コードゴルフしかないと思っているので、それをひたすら語った。

あとはインターンに参加する目的とか、将来どうするかも聞かれた。将来については何も考えていないので何も考えていないと言った。インターンに参加する目的は聞かれるだろうなと思っていて、どう答えるかは前もって考えていたので、今でも回答を再現できる。「競プロで就職するにあたって、競プロの力を生かすために身に着けておいたほうが良いスキルなどが知りたいため。」

面接が終了してぼんやりしていると、ホスフィンから外食に誘われた。よく考えると今日はこの後何もないので、外出するのに問題はない。行こう。

ラーメンを食べて閉店直前の本屋に駆け込み、ゲーセンに行ってチュウニズムをした。チュウニズムでは半年以上前のマップの課題曲たちが解禁されていた。ずっとイベントマップばっかりやっていたため、そのマップにはまだほとんど手を付けていなかった。

ホスフィンと2時間くらいマッチングをした後、解禁された曲を詰めた。13+のMegameteorでSSSを取った。譜面動画はずっと見ていたので最初から7k出ていたが、そこから500点が遠かった。

閉店までゲーセンにいて、日付が変わってから帰宅する。買ってきた本はこれ。

結構疲れているが、しばらく競プロをした。朝方、Slackで取っていた今期の活動に関するアンケートの結果を投稿する。今期は毎週月曜日に活動することになりそうだ。その後布団に入り、なろうを読んだ。atgolferで僕の最短コードが縮められていることに気づいたので、スマホから取り返した。午前10時、就寝。

11/19(木)

午後8時、起きる。睡眠時間が長いのはいいことだが、今度はコンテストに間に合わなさそう。明日一日で少し生活リズムを前にずらしておきたい。起きてからしばらく、かなり頭が痛くて大変だった。

昨日寝る直前に取り返した最短コードが再度取られていた。出力の場合分けでprintf$0=を両方使っていたのだが、sprintfにしたら1文にまとめられたようだ。かなり悔しい。

atcoder.jp

ICPC国内予選の問題がAOJに公開されていたので、解く。C問題は前からよくわからないと思っていて、適当に書いたら案の定8secに間に合わなかったので、国内予選のサイトからデータを落としてみて手元で動かす。

まず素因数分解して3つ以下の素数の積の場合は単純に足して出力する。そうでない場合はcbrt(N)からデクリメントしていき、大きめの約数から分解を試すことにする。このときa+2sqrt(N/a)が現在の答えを上回ると計算を打ち切ったりなどの枝刈りを入れた。正直計算量解析など何もわかっていないが、動かしてみた感じどうやら最初に素因数分解するのに時間がかかっているらしい。というかテストケースの後半はだいたい大きな素数のようで、素因数分解した後単純に足して出力するだけのケースがとても多い。あらかじめsqrt(1e15)以下の素数を列挙しておくと爆速になって、提出すると5sec強で通った。

こどふぉに出る。4完。EがわからなくてFに特攻したが、よくわからなくて全然ダメだった。Eは区間の真ん中の値を見るとどちらの解説を聞くか分けることができるので、L+Rでソートすると前半と後半でそれぞれ最大を求める問題に分解できる。これは非常に頭が良い。適切にソートしたら前半と後半に分解できるというのは典型で、僕も適用できないか考えたはずだが、L+Rはわからなかった。考えているうちに片方決め打ちでもう片方をデータ構造で処理するなどの方向に思考が流れていった。

Eだけupsolveした。前半と後半に分解した後の処理にデータ構造を適用しようといろいろ試行錯誤したのだが、実は線形時間かけても十分間に合うことに気づいてがっくり。

今日は合間合間でラノベを2冊読んだ。「史上最強オークさんの楽しい種付けハーレムづくり4」と「魔王が如く」というタイトル。どちらもかなりひどいタイトルだ……。内容に関しては特に感想を持てない。

朝になったのでゴミを出しに行く。そのあと、まだ寝る気になれなかったので食事をとって競プロをしていた。

https://onlinejudge.u-aizu.ac.jp/problems/0412

凸多角形の内部にある点が含まれるか判定する問題を解いた。凸多角形の頂点はN<=3e4個、判定する対象の点はQ<=6e4個。普通に判定するとO(NQ)で、当然TLEするのだが、ライブラリを使うのをやめて高速化を意識しながら一から書き直したら通った。

解説を読むと、凸多角形をN-2個の三角形に分割したあと角度に関する二分探索で調べる範囲を限ればO(log N)で解けるようだ。非常に頭がいい。幾何ライブラリに入れることにした。verifyにはこの問題を使おう。多角形の辺上に頂点がある場合の挙動に関しては、この問題にはそういうケースがないのでかなり怖いが、まあIN/OUTの判定さえできればとりあえずはよいだろう。

午前10時になった。金曜日の課題締切当日投稿学概論は、今週は小テストがないようだ。先週の小テストの回答が載っていた。

HH'の元はl、kを整数としてn/m*l+n/m'*kがaの肩に乗ったような形をしているので、HH'の生成元はa^gcd(n/m,n/m')となる。gcd(n/m,n/m')|nなので、位数はn/gcd(n/m,n/m')。

週記(2020/11/09-2020/11/15) - kotatsugameの日記

これはlcm(m,m')と等しいらしい。全然わからんかった。

布団に入ってなろうを読む。4年越しに更新が来ていて大声を出した。

https://ncode.syosetu.com/n1996ca/

正午、就寝。まずい。

11/20(金)

午後6時、目を覚ます。二度寝と行きたいところだが、明日のARCに向けた生活リズムの調整を考えて起きる。シャワーを浴びて食事をとり、手足の爪を切った。

yukicoderがあるが、お酒を呑む。ほろよいを1缶だけ。飲み切らないうちにyukicoderが始まった。

4完。Dはかなり頑張った。危険度がK以上の数列の個数を数えるのには計算量が2乗ぐらいかかってしまうが、代わりに危険度がK未満の数列の個数を数えて全体から引くことにすると、区間addの更新をするdpになる。区間addimos法を計算しながら行えばよくて、区間の右端を調べるためにlower_boundを使っても間に合う。書いている途中に気付いたが、右端は単調に増加するのでインクリメントしていけば全体を通して線形時間で行えるようだ。K=1..2500として危険度がK以上の数列の個数の総和が答え。

Eはよくわからない遷移の木DPを全方位木DPに直す問題。そもそも最初の遷移から間違っていたらしい。

行ってすぐ戻って、というケースに対応できていなかった。全方位木DPに直すのはかなりうまくいったと思う。最初のdfsでは子から帰ってきた値をvectorに入れておく。隣接リストの何番目が親であったかを記録しておいて、二度目のdfsではそこに値を埋めて何事もなかったかのような顔をする。無理に定数個の要素を持ってゴリゴリするのは難しい。

書籍化!? これ6年前の作品だぜ?信じられない!僕が一番好きな作品だと思っているので、書籍化される妄想をしたことは何度もあったが、さすがに古い作品だし、そんな話の影も形もないということは書籍化はあり得ないだろうと思っていたのに。 で、それに伴って全面改稿するのだが、新しい作品としてなろうに投稿していくらしい。それ商売になるのか?ありがたく読ませていただきます。

週記(2020/09/28-2020/10/04) - kotatsugameの日記

リメイク版の第一章が完結した。確かに設定などいろいろ整理されていて、以前は突拍子もないと感じていたところにもちゃんと説明がついていた。設定がちゃんと練りこまれていることに気づき、感動した。しかしバトルシーンやクライマックスの盛り上がりは少しなくなってしまったように感じる。以前著者の方がどこかで書いていたと思うが、元の作品には「熱量」みたいなものが大量に投入されていたらしい。リメイク版は何というか、小ぎれいにまとまりすぎているのだ。フィルやアリスはもっと見得を切ってほしい。

しかしまあ、読み直して一層この作品が好きになった。本当におすすめなのでぜひ読んでほしい。

PCK予選の問題を一通り読んだ。全部で194問あって、そのうち7問がまだ解けていない。これを埋めるのは後回しにして、今度は本選の問題を解いていくことにしよう。

布団に入ってなろうを読み、午前11時就寝。どんどん遅くなっている。

11/21(土)

午後7時半、起床。とはいっても途中で1回大学生協から配達される弁当を受け取るために起きたので、睡眠時間が細切れになっており、しっかり寝たという感じはしない。チャイムを鳴らされても起きる自信は全くないため、配達予定時刻に目覚ましをかけておいた。幅が2時間ほどあるが、毎週早めに来てくれるのでまたすぐ寝られてうれしい。

食事をしたあと、ARCまで少し時間があるのでウォームアップと思ってFiguresにチャレンジしたが、何もわからなかった。atgolferで流れてくるので最短コードがかなり短いことは知っているため、早く解きたいのだが、解説を見るのはもったいないように感じる。知識としては十分なはずなんだよな。木の次数列による数え上げの公式も別の問題で見たことがある。

ARCはABCDFで38位。パフォーマンス2904でレートは2652→2680(+28)だった。

Dまで解いたあとEを見ると何もわからなかったため、順位表を確認したところ、EよりFのほうが3人くらい多く解いていた(とは言ってもどちらも一桁人だが)ことに気づき、Fを読んだのだったと思う。Fはとっつきやすそうな見た目をしていたので、そちらを考えることにし、見事解ききることができた。この判断はよかった。

ACが出た直後は考察をいろいろ感覚ですっ飛ばしてしまったなあと思っていたが、振り返ってみれば必要な観察・証明には不足がなかったように思う。僕が引っ掛かったのは、木の直径の端点(の片方)をノードAとしたときに、Aから距離k以内にある2頂点uv間の距離がkより大きくなることはないだろうか?ということ。証明の方針、この場合は「そういうものが存在すると直径がさらに長くなる」ということだけ考えて細かい計算や理論の確認はしなかったが、今考えても確かにこれでよさそうだ。

A問題のコードゴルフは面白い。最初は約数を全探索する解説の方針で解いていたが、TLで解の公式を使用する方法を見た。NM=PよりM=P/Nが得られて、N+M=N+P/N=Sとなるため、N^2-SN+P=0である。これを解いて正の整数の解が得られるか確かめればよい。もっと簡略化できて、判別式S^2-4Pが平方数であればよい、まで言える。これを利用するとコードが非常に短くなった。

atcoder.jp

負の数をvすると消えて、それでもうまくいく。

そのあとこどふぉdiv.2があることに気づき、気分が良いため出る。6完。7問目は配点も大きいし見ただけでは一切方針が浮かばなかったので、あきらめてラノベを読んでしまった。解法を聞いて感動した。わかってしまえば正当性は明らか。いわれてみれば……というタイプの問題に感じられる。

E問題は、こういうタイプはとりあえず全部XORを聞くんだよな、と思ってそのもとで考えると解けた。

ラノベを読み終わる。「竜と祭礼2」。前作も非常に面白かったことを覚えているが、1冊でまとまっているように感じられて、まさかシリーズ2作目が出るとは……。そういうこともあって、前作のラストからどう話がつながるかわからなくて何となく読むのを後回しにしていたら3巻も出てしまった。今日はたまたま目についたので読んだ。この巻も非常に面白い。面白いが、最近のラノベっぽさは全然ないように感じる。3巻も明日読む予定であるため、作品の感想は明日に回そう。なんといっていいのかわからないので後回しにした、ともいえる。

昨日第1章が完結したと言及したなろうは、閑話が1つ投稿されていた。リメイクではなく初めて読む話だと思う。元の版ではほとんど語られなかった主人公のパートナー「アシュリー」に関する話だったので舐めるように読んだ。

PCKの問題を解こうとしたら非常につらくて全然進まなかった。平面に置かれ、線分で囲まれた図形を認識するのがつらすぎる。必死に実装したところWAで、テストケースを見ても頂点数が50くらいありつらい気分になった。CSAの平面プロットを使用してデバッグしたところ、バグを見つけた。

こういう部屋があると、ぐるっと一回りしようとして「同じ頂点」が出現したところで探索をやめてしまう。正しくは「同じ辺」であった。

こういうことをツイートしたのだが、じゃあラノベ読むのは間違っているのでは?という話になるので、少し考えた今は何とも言えない。ヒロインにあまり興味がないのは事実。正午、就寝。

11/22(日)

午後7時半、起きる。食事してPCKの問題を眺めていたらABCの時間になった。

全完。F問題が典型すぎる。全般的にやるだけで、Cが一番難しかった。A問題でdcを使ったら負の数を読み込めなくて1WA。制約を確認していなかった。

Cはテストケースが弱いらしい。after_contestが追加される前に、と現在の最短コードをパクって適当に縮めておいた。言語の選定も全然やっていないので、もしかしたらafter_contestに対応してなお縮められるかもしれない。

手ごたえが一切なくてちょっと物足りないと思っていると、TLでインドネシアのコンテストがあるとの情報を得たため、いい機会だと登録してみた。

https://tlx.toki.id/contests/troc-16

6完5位でレートは2249になった。A問題はギャグだったのだが、これがこのコンテストサイトで解く初めての問題のため、非常に不安になった。

D問題は二分探索まで一瞬で見えたのにそのあとバカなことをやって2WA生やしてしまった。UFで連結成分が2つ以下だったらOKだと思ったり、二部グラフ判定をするときに連結じゃないグラフを想定していなかったり……。

F問題は実行時間が1secくらいだったが通った。自分が含む部分集合全体の和を求めたくて、これは今年のICPC国内予選でも使用したなんちゃら変換を使用するとよい。

こどふぉで通知が来ていてなんだろうと思ったら、このコンテストの結果発表のブログで言及があったらしい。

https://codeforces.com/blog/entry/84805

5位のところに名前が載っているだけかと思ったら、C問題とE問題のFAを取っていたらしくびっくり。かなりうれしい。

竜と祭礼3巻を読んだ。昨日言及したやつだ。相変わらず非常に面白かったが、ラノベっぽさは一切ない。昨日の寝る前のツイートに照らし合わせれば、主人公とヒロインが無駄にイチャイチャしないので良いという話になる。あとがきによればこれで内容的には一区切りらしい。1巻で張られていた伏線が回収されていた。とはいっても、何が伏線であるかなど意識して読んでいないため、残っている伏線があってもわからないというのが正しい。ただ今巻で新たに登場したキャラもいるし、謎も残ったままのように感じる。どれくらい人気が出ているのかわからないので詳しいことは言えないが、内容を見れば続刊はありそうなことである。

魔法が存在する、いわゆるファンタジー世界を舞台にしているが、内容は伝承を調べたりわからないことを解き明かしたりといった感じの落ち着いた物語だ。魔法のある世界で論理を頼りに進んでいく話といえば(僕の中で)超有名な作品、米澤穂信の「折れた竜骨」がある。こっちも竜という字がタイトルに入っていて面白い。

この作品を読んだ直後に、最近のチャラチャラしたラノベらしいラノベを読む気にはなれないな……。次は何か一般の本を読むことにしようと思う。

サークルの今期の活動について、水曜日にアンケートの集計をしたが、そのあと時間帯についてのアンケートも投稿していた。これは昨日で締め切ったのだが、昨日の部分で言及するのを忘れていた。活動は毎週月曜日の午後8時からである。初回は明日(というか書いている時間からして今日なのだが)で、ABC183の解説会を行う。実は明日11/23は祝日らしい。これはちょっと申し訳ないことをしちゃったかな。

EとF以外は解説役が現時点でいないので、おそらく僕が入ることになるが、スライドを何にも作っていないのでちょっとまずいかもしれない。しかし、解説役がいないところを全部僕が埋める運用はどうなんだ。僕自身は特に負担でもないのだが、たぶんあまり良い習慣ではないのだろう。第一、持続性がない。僕が辞めたら終わりである。ただ、僕がサークル長を務める間は誰かに何かを強制することはできるだけしたくないという方針があって、穴埋めを持ち回りにするのは避けたい。